当院の特徴
診療内容
- 糖尿病
- 生活習慣病
治療方針
糖尿病治療の基本は、患者さん自身による生活習慣の改善(過食を避け、適度な運動をする)の努力が最も重要で、これだけで血糖が良好となる例も多数経験しています。改善が不十分であれば適切な薬物療法を導入します。
糖尿病患者さんの大多数(90~95%)は2型糖尿病であります。しかも肥満あるいは肥満傾向の患者さんが多く、この肥満が糖尿病発症の原因の1つになっております。肥満状態を解消することが、治療効果を高める上で極めて重要です。
「1ヶ月で1~2kg、3ヶ月で合計3~6kgの減量」に成功すると3ヶ月後にはHbA1cは7%以下に改善する事が期待されます。当院では初診時にそのことを説明し、患者さんの努力を促し、更にビデオ学習、栄養士による栄養指導を即日実施して理解を深めて頂くようにしております。初診後2,3ヶ月は薬を使わず、食事と運動療法のみで経過を見ます。減量に成功し、HbA1cが7%以下になればそのまま経過観察とします。減量できず、血糖が十分に改善していなければ薬物療法を導入します。
1型糖尿病の患者さんは、インスリン注射が必須ですが、過食や運動不足は血糖コントロールに影響しますので、やはり過食は避け、適度な運動の努力は必要になります。
食事療法や運動療法を継続する上で、患者さまが戸惑いを感じるときには、看護師、管理栄養士にいつでも気楽に相談できるようスタッフが常時待機しております。
糖尿病は一生に渡って治療を継続することが必要です。糖尿病があっても「明るく、楽しく、たくましく」過ごせるように、「なごみ会」という患者会を設けており、その活動を支援しております。